先日、ソファーの修理に行ってきました。
工房のすぐ近所のお宅に、「ソファーが壊れたのでちょっと見てほしいのだけど?」というご依頼で、お伺いさせて頂きました。リビングに2台のソファーベットが置いてあったのですが、座ったときにお尻が深く沈んでしまうとのこと。拝見させてもらうと、確かにお尻が沈んで、変な感じです。ソファーを裏返してみてみると、なにやら裏地の布から突起物がでています。手で触ってみたのですが、どうやらベニヤ板らしきものが折れています。それで、裏地の布をはがしてみてみました。やっぱり、ベニヤ板が折れていました。
作りを見てみたのですが、上の張地(表面の布)の下に柔らかいウレタンフォーム(クッション材)があって、それを2.5ミリの薄いベニヤ板で受けていただけだったのです。こんな薄いベニヤ板だけで人の体重を支えていたのですから、使っているうちに、いずれ折れてしまうのは当然です。ソファー作りの専門家ではない僕でも分かります。なんともお粗末な作りにびっくりしてしまいました。
それで、修理することになりました。折れたベニヤ板を5ミリのベニヤ板に取り替えて、ベニヤの受けを数箇所付けてあげて補強しました。とりあえずは、これでしばらくは大丈夫でしょうということで、裏地を元の通りに張って修理完了です。ただし、「お孫さんにトランポリン代わりに飛んだりはねたりはさせないで下さい」と、お伝えしておきました。
修理後、座って頂いたら、「元の通りになったよ。うれしー。捨てようかどうしようか迷ってたのよ。でもよかった、見てもらって」と奥様。通信販売で安くで買ったらしいのですが、中の作りを見て、お値段に納得したみたいでした。安いということには、それなりの理由があるのです。生産地(国)、材料、作り・・・。
今日、修理させて頂いて思いました。物を大事に長く使うことは、とても良いことだなと。修理すれば十分使える物がいっぱいあります。また同時に、買った値段どうこうではなく、その物と過ごした日々にも価値があると。